翔んで埼玉
もうイヤになるほど毎日明るい話題がないですね。
とはいえ、わざわざ休日に人混みに行くのも気が進まない。
ということで、Amazonプライムビデオで配信になったばかりの話題作、「翔んで埼玉」を見てみました。
昨年の映画が公開されたときも話題になっていましたし、テレビでも放送になっていたので見た方も多いと思います。
先日の日本アカデミー賞でも多数の部門にノミネートされていたので気になっていた矢先、Amazonプライムで配信になったことを知りさっそく鑑賞してみました。
結論から言うと、とても面白い映画でした。
いや〜、映画を見てこんなにも笑ったのは久しぶりです。
まず、なんといっても豪華なキャスト。
まるで少女マンガから飛び出してきたような美しいメインの3人。
- Gackt
- 伊勢谷友介
- 京本正樹
そこに男子高校生の役で奮闘する
- 二階堂ふみ
この4人が、この映画のビジュアルを支えているといっても過言ではない気がします^_^
主役のGacktは器用なひとなんでしょうね。
この映画の主役はGackt以外では成り立たなかったと思わされるくらい、ピッタリのハマり役。
アーティスト、王子のイメージが強いGackt。
今までバラエティでのトークなどを見て上手くキャラを作っているなぁ。としか思ってなかったのですが(笑)、役者としてもステキでした。
映画の中で「格付け」を思いっきりパロディにしてる場面も思わずニヤリとしてしまいます。
さらに、悪者役として抜擢の伊勢谷友介。
キレイな顔で悪い役をやらせたらこの人の右に出る人はいないでしょう。
実際はいい人役なんですけどね。
そして極めつけは京本正樹。
いくつになっても美しいとはこういうひとのこと。
若かりし頃の人気にあぐらをかかないで今も京本正樹というブランドを守り続けているすごい存在ではないでしょうか。
気になる内容はホント〜にバカバカしいのですが、みんなが大真面目に演じているのでついつい最後までグイグイ引き込まれます。
特に埼玉と千葉が川を挟んで対峙する場面では声を出して笑ってしまいました。
それぞれの県を代表するあんな芸能人やこんな芸能人を自慢しあって、、、。
おっと、ネタバレになるので詳しくは書きませんが、作品を見た方はきっと共感してくれるはです(笑)
テーマにもなっている「郷土愛」がとてもわかりやすい形で描かれていてかなり好感の持てましたよ。
僕の地元の群馬県もちょいちょい登場してきて、視聴しながらテンションが上がりっぱなし。
この作品が素晴らしいのは、面白おかしくバカにしているような表現があるのに、誰も傷つかない物語になっているところ。
特に、埼玉県民に絶大な指示を受けているのが不思議ですよね。
最後のはなわさんが歌うエンディングテーマでも散々埼玉をディスっているのにそれでも笑い飛ばしている。
笑い飛ばす?翔ばす?
なるほど、だから翔んで埼玉なのかもしれません。
今の時代、こういう何も考えずにただ楽しんで、底抜けに笑えるっていうことは社会が求めてるのではないでしょうか。
笑うっていうことが、ひとを健康にするっていう研究結果がでてるくらいですからね。
暗い話題が多い中、たまには息抜きに大笑いできることは幸せなのかもしれませんね。
これぞ、エンターテイメント!